昨日紹介した記事では、どちらかというと開発側を守るためのものでしたが、今日はその逆です。

http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=...
少し前の記事になりますが、ＩＢＭがスルガ銀行の次世代基幹システムを構築するという話に対して、結果設計が完成せず、Ｃｏｒｅｂａｎｋ採用を放棄することになったというものです。

昨日の記事では急な仕様変更などに対して開発側のメリットを言いましたが、このようなパターンでは逆に発注側（スルガ銀行）が迷惑を被っています。

銀行の基幹システムである以上、非常に複雑な内容になっていると思います。
これが要件定義、設計、開発、テストの各項目を一括で契約という事にならず各項目での契約であれば、どれだけ難航するかという事が設計の段階でわかったはずです。

機会損失などはあるかも知れませんが、111億円もの訴訟にはならなかったのではないでしょうか。


昨日の原則が適用されれば、発注側、受注側両方にメリットがあるのではないでしょうか。
とはいえ、確実に手間と時間はかかります、うまく受け入れられればいいんですが。。。

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