「現実離れした数字で高すぎる！」と問題となっているJALの年金利回り4.5％。
今年度はじめに厚生労働省が決めた公的年金の予想運用利回りは4.1％。

5年おきに見直すのですが、昨年度までの5年間は3.2％でした。

ちなみに、3.2％でも運用は赤字だったんです。
なんで、この経済危機の最中にって思うでしょうが、4.1％じゃないと年金財政が破綻するんです。

「現役世代の手取り収入の50％」って約束が守れなくなるので、将来の必要額を計算すると4.1％なわけです。

もちろん昔は、年金の運用は黒字が当たり前で、この予想利回りを上回った差額を、ホテル建設やマッサージ機購入にあてていたわけです。
まあ、儲かってる時はそれでも良いですよネエ。

しかし、厚生年金＆国民年金の運用をやっている年金積立金管理運用独立行政法人に今年度の運用状況を確認すると9兆6670億円の損失です。

えー！利回りってマイナスかいなー！
しかも10％以上もマイナスやでー！

運用資産は全体で約117兆6千億円。ただし市場で運用したのが約92兆5千億円らしいので、10％を超える赤字なのです。
こんなの6年続けたら資産半減です。

でも、選挙で圧倒的多数票を持つ老人達はこう叫びます「年金減額反対！政府が責任を取れー！」
そう、GMもJALも日本も問題は一緒なんです。
お国はどないするつもりなんでしょうか？

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