昨日の日経新聞夕刊に関西家電メーカーのS電機とM電器についての記事から

現在ご存知のように青色吐息のS電機と勢いづいてきた感のあるM電器…明暗分けた両社の原因が｢雇用改革｣にあるという。

両社が現在の状況と全く逆の業績のいい時代、悪い時代にとった雇用政策、S電機が｢雇用の維持｣、終身雇用の代名詞だったM電器が｢人員削減｣

時は流れ、結局のところ大きな人員削減を余儀なくされたS電機についてはその他にも複合的な要因はあったにせよビミョウな政策内容、その時期や目論見違いもあって極めて雇用情勢が悪くなってきている。

経営者に大きな認識違いがあったわけではないが結果的にはM電器が今は攻勢に転じている。
寄らば大樹の陰ではなくなって久しいが、またそんな逆転劇が起こらないとも限らない。
｢モノをつくる前に人をつくるところだ｣なんて悠長なことは今後難しいかもしれない。

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